リールのハンドル修理計画 ③ (完結)

前回記事

リールハンドル修理計画シリーズ 第2弾。折れたパーツをピンと接着剤でくっつけることはできるのかっ!?
の続き


前回のあらすじ

  • 方法①(ピンと接着剤で折れたパーツを補修)を試したものの失敗。
  • 方法②(アルミねじを加工してパーツを自作)を諦めきれず、オーダーメイドねじの見積もりを依頼した。

一般には市販されていないアルミの左(逆)ネジ。これさえ手に入れば破損した部分のパーツを自作できるはず。
そこで、前回「ネジ1本からでもOK」というところにアルミねじ製作の見積もりを依頼しました。

依頼をしてから2日程で見積もりが出ました。

アルミの左ネジ1本当たりの値段は……

7020円!!

……やっぱり高いですね。仕方ない気もしますが、一般的(?)なネジをアルミで作ってもらうだけでこの価格はちょっと……。
この価格だと中古品を買うこともできるので、オーダーメイドねじは諦めることに……。

これで方法①・方法②の2つのチャレンジは、ハンドルを修理できないまま終了することになりました。

~完~

嘘です。
……これではなんか納得できません。

このまま中古品を買うのは簡単ですが、ここまでハンドル修理にかけてきた情熱(大したことない)はまだ燃え尽きてはいません。

もしかしたら、ハンドルを修理できずに結局は中古品を買うことになるかもしれません。しかし、このハンドルは今のままでは使い道はありません。

どうせガラクタ同然のハンドルです。それなら、諦めがつくまでやってみようじゃあないですか!

……と、やる気は満々でしたが、方法①・②に代わる良い修理方法というのが中々思いつかない…。
しかしハンドル修理についてググってみても良い情報は見つからない……。やはり方法は自分で考えるしかありません。

  • 加工しやすいアルミネジは使えない(高いから)ので、「難しい加工は無し」。
  • 破損してしまった(破壊した)ネジ部分は、入手しやすい「ステンレスネジを使うしかない」。

修理方法としてクリアしなければならないのがこの2つの条件です。

元々のネジ部分を大きく削ってしまったので、どうしてもステンレスネジを使う必要があります。しかし、ステンレスは素人では穴あけ加工ができないらしい…。

ステンレスネジを使ってパーツを作るとなると、私には加工できそうもありません。何か良い方法はないものか………


ハンドルのパーツと睨めっこしている時にふと思いつきました。

「メタルロックの接着面積を増やせば…難しい加工をしなくてもいけるんじゃないか?」

前回記事で書いた、メタルロックで誤って接着してしまったパーツが外れなくて四苦八苦したことを思い出したのです。

↓ここのパーツが取れなくて苦労した

そう、少し接着剤がついてしまっただけであれだけの接着力を見せたということは、上手く使えばハンドル軸部分を接着できる可能性があります。

メタルロックを使用した修理方法①は失敗してしまいましたが、少し工夫をすればメタルロックでも十分な強度が得られるんじゃないか……。いや、得られるはず。

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最後の希望、方法③

新たに思いついた第三の修理方法は、破損してしまった「ハンドルのネジ部分にステンレス左ネジをメタルロックで接着する」というもの。

方法としては①に近いです。ピンを使わない・アルミネジでなくステンレスネジという点が違うけど、一番の違いは「接着面積を大幅に増やす」ということ。

画像で示すとこんな感じ↓

方法①の接着面積はこれ(↓)だから、相当接着強度が上がるはず。

元のパーツ(上の方の画像の穴の開いたパーツ)も短く切断することで、ステンレスネジ部分の接着範囲を増やす作戦。
これならガッチリ接着できる!!……はずだ。

さて、まずは必要なものをホームセンターで集める必要があります。

必要なのは

  • ステンレスの左ネジ(M6)
  • ステンレス対応の金属用のこぎり
  • リベット(2.5or2.6mm径)

の3つ。

そして、ホームセンターで以下のものを購入してきました。

  • ステンレスボルト(左ネジ M6、ピッチ1mm)
  • 電動ドリル用アタッチメント
  • ステンレス用 切断砥石

    名前がいいね。略したくなる……。
  • 精密ねじ・ナットのセット

    必要なサイズのリベットが無かったので、M2.6のネジ・ナットで代用することにした。まあ、これでもいいでしょ…。ちゃんと入るし。

全部で2000円かかってません。
前回買った1mm径のドリルビットと合わせても2000円を少し超える程度。これで直せるなら安いもんです。

さあ、必要なものが揃ったところで作業開始です!

電動ドリルに取り付けた切断砥石でハンドルシャフトとステンレスボルトを切断。

金属やすりで切断面を整え、洗浄して汚れを落とします。

ボルトが若干細かったのでマスキングテープを巻いておきました。

これでボルトが傾くことなく接着できるはずです。

いよいよ接着。

ガタツキを防止するために仮組みして接着。
今度こそは上手くいってくれ~。…頼むぞ、メタルロック。

1日が経ち、リールにハンドルを恐る恐る取り付けてみます。
方法①の時は簡単に外れちゃったっけな………

……!
つ、ついたーっ!!

ローターを手で押さえながらハンドルを締めこんでも全く問題なし!!
ガッチリと接着されていてビクともしません!

うおぉぉぉっ…メタルロック万歳!メタルロック最高!!
ついにフルーガー シュープリームXTのハンドル修理が完了だぁぁぁぁ!
これで釣りに使えるぜぇぇぇぇぇぇぇっ!!

……てことで先日の管釣り釣行で使ってきました。

トラウトを釣るくらいなら全く問題なし!

いっぱい釣れたし、ハンドルの強度テストもOKだったので大満足の釣行でした。
自分で修理するのではなく中古品のハンドルに交換したのでは、この満足感を得ることはできなかったに違いないでしょう。

「古いリールのハンドルが折れてしまった」という方、たとえメーカーのパーツ供給が無くなってしまっても自分で直せるかもしれませんよ!?

……そう、メタルロックならね。

3回に分けてお送りした「リールのハンドル修理計画」、これにて終了です。
ありがとうございました。

そして、ありがとうメタルロック!

~ リールのハンドル修理計画 完 ~

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