今回はシマノのオフショア用小型リール「バルケッタ Fカスタム」の分解をしていきます。
このリールはいつも一緒にレンタルボートの釣りを楽しむ「船長(仮)」のものですが、「この間の釣りの後からスプールの回転が悪いからメンテ頼むよ」とのことなので、メンテついでにブログのネタにしてしまいましょう。
デジタルカウンター付きのリールを分解するのは初めてなので気合を入れてオーバーホールしようとも思ったのですが、次の釣りに使うことを考えるとあまり時間が無いので今回は必要な部分だけを分解することにしました。
たぶんスプール周りで塩が固着しただけだと思うけど……。
スペック
まずは簡単にスペックを紹介します。
重量 | 225g |
ギア比 | 6.9:1 |
最大巻上長 | 69㎝ |
最大ドラグ力 | 5.5㎏ |
糸巻量 | PE1号 – 330m |
ハンドル長 | 60㎜ |
ベアリング数 | 5/1 |
価格 | 34400円 |
特性
Xシップ、HAGANEボディ、X-プロテクト、フォールレバー、CI4+、エキサイティングドラグサウンド、LEDバックライト、電池交換可能、カウンタースピード表示、レベルワインド連動、S A-RB
分解
分解の前に、まずはリールの状態を確かめます。
ハンドルを回してみると…重い。
次にクラッチを切ってスプールを指で回してみると…やっぱり重い。
どうやら船長(仮)から聞いた通り、スプール周辺で何かトラブルが起きているみたいです。
外からではこれ以上のことはわからないので、あとは中を見てみるしかないですね。
それじゃあ、スプールを外すところまで分解していきたいと思います。
ハンドルを外す
スタードラグを外す
パーツの向きに注意。
ボディを開ける
ネジは2種類だけなので間違えにくくて良いね。
ここまでは普通のリールと変わらない。
ドライブギア・ピニオンギアなどを外す
次はレベルワインドガードです。
まずは矢印のネジを外します。
ネジの奥にあったレベルワインドガイドが抜けます。
矢印のやつを引き抜く。
レベルワインドガードを前方に引き抜く
この個体はここの取り付けがきつくなっていました。
全部の個体がそうだとは思いませんが、無理やり引っ張るとパーツの破損に繋がるので注意。
レベルワインドガードを外せばパーミングカップを外すことができます。
矢印の穴の奥にあるネジを外せばOK。
電池フタ組・カウンターユニットを外す
矢印のネジ2つを外し、カウンターユニット付近のネジ3つ(写真撮るの忘れた)を外せばOK。
外したところ。
断線注意です。
本体B受ケ(スプールの蓋?)を外す
矢印のネジを外せばOK。
これでスプールを取り外すことができます。
今回の分解はここまでです。
中途半端で申し訳ないですが、残りの部分は他のベイトリールと大差はないのでリールの分解組み立てをしたことがある人ならば問題はないはず。
肝心のスプール回転不良トラブルの原因ですが、「塩の固着」という予想は外れ?でした。
外れに「?」がつくのは、トラブルの原因がよくわからなかったからです。
というのも、レベルワインドガードを外したあたりでスプールを回してみたところ、もうスムーズに回転するようになっていたんです。
その後、一通り分解して少しグリスアップして組み立ててみたら何も問題のない状態になっていました。
レベルワインドガードまでの分解作業中には特に洗浄や拭き取りもしていないので塩の固着ではなさそう。
じゃあ何が原因か?と言われると……なんだろう?
釣行~釣行後にリールに何か衝撃が加わってパーツが変にずれた、とか?
まあ、直ったから良いか!
で、直ったから船長(仮)に渡したら「おぉ、たぶん次からはこれ使わないけど、サンキュー」…だってさ。
いや、使わんのか~い!!
おわり
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