Fishingの世界②

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世界の釣り

前回

Fishingの世界①
英語でFishingというと"釣り"だけでなく、魚を捕ること全般を指します。日本語での"釣り"はAnglingですね。 "fishing method"などのキーワードで検索すると、日本では漁業に当たるものから魚の掴み取りまで幅広いもの(漁...

に続いて、世界の”Fishing”を紹介していきます。

 

・Bowfishing


これはもうHuntingとしか思えないのですが、魚を狙うからfishingです。
魚を鋭い棒(矢・銛など)で突き刺す、という点でSpearfishingと似ています。
魚の近く(主に水中)まで行くSpearfishingに対して、Bowfishingは陸上・船上から魚を狙います。

狩猟道具の進歩に伴って、SpearfishingからBowfishingが派生したのでしょう。
改めて考えてみると、BowfishingとSpearfishingは本質的には同じ漁法です。
ターゲットの魚(単体)だけを狙い、銛や矢で突き刺して魚を獲る。両者に共通のコンセプトです。ただ使う道具が違うだけです。

陸上・船上など魚からの距離が離れていてもよく、水上からの使用に適したものがBow(弓)。
水面近く・水中など魚からの距離が近く、水中での使用に適したものがSpear(銛)だった、ということでしょう。
上の動画でも使われているように、Bowfishingで使われる弓はアーチェリーで使われるものと同じです。矢の回収用ラインのリールが付いてますけど。(リールが付いてるだけで釣りっぽくなる気がする・・・。)

※日本では、弓矢を用いた遊漁は都道府県漁業調整規則で禁止されてますので注意してください。

 

・Air rifle(gun) fishing


銛(槍)から弓に進歩したのだから、弓の後は当然銃です。(もうFishingと言い張るのはやめて…。)

実際には水中銃を使ったSpearfishingとほとんど同じですから、大まかな分類だとSpearfishingかもしれません。
ただ、水中で使うようには作られていないエアガン(エアライフル)を用いるので、専ら陸上からの漁法です。

使われている道具は、市販されているエアガン(バネかガスが動力源)を自分で釣り(?)用に改造しているものが多いようです。
上の動画だと、銃身にリールシートとガイドが取り付けられています。
たぶん、銃好きな人達がやり始めたんでしょうけど、マイナーすぎて情報が少ないです。

※当たり前ですが、日本では都道府県漁業調整規則で禁止されてますので注意してください。
その前に銃刀法に引っかかるか・・・。ここで紹介したエアガンとは、日本では「空気銃」です。

 

・Jigger pole(ジガーポール)fishing
これは日本でも釣りと言える漁法です。
使うのは長い竿(日本の渓流竿のようなもの)と太いライン、ルアー・餌だけです。リールは必要ありません。

どうやら、タックルが進歩していなかった時代にはこの方法でブラックバスを釣っていたようです。古典的なルアーフィッシングとも言えるかもしれません。
竿(インターネットで販売されていたものは約4mでした)に太いライン(50lb.以上?)を20~30cmだけ結び、ラインの先にルアー(又は餌)を付けます。


!!!…結構エキサイティングですね。

動画のように、魚が潜んでいそうな場所(ブッシュ際など)でルアーを動かして魚を誘います。日本の釣りだとポカン釣りに似てるかもしれません。
竿先で水面を叩くのもきっとルアーのアピールに繋がっているのでしょう。
ボートに乗って、少しずつ移動しながら探っていくのは効率が良さそうですね。
でも、竿の長さとラインの短さのせいで、魚を取り込むのは手間がかかります。

この釣り方は日本でも真似できます。普通のバスフィッシングに飽きてしまった人は一度試してみたらいかかでしょうか?(人任せ)

 

やっと釣りらしいものが出てきましたが、紹介しきれないので次回に続きます。

Fishingの世界③
前回記事 のつづき ・Ice fishing(氷上穴釣り) 釣り人にオフシーズンはあるんでしょうか? たとえ寒くても魚が釣れる可能性があれば(無くても?)釣りをする。それは世界共通なのです。 日本、中国、韓国、アメリカ、カナダ、ロシア、EU...

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