Fishingの世界④

前回記事

世界の色々な「フィッシング」の紹介するシリーズ第3弾。

に続き、今回も世界のFishingを紹介します。
英語はあまり得意ではないんですが、Fishingというだけで英語のサイトも苦にならないのは不思議なものです。(笑)

・Kite(凧) fishing

その名の通り「凧」を使った釣りです。
Kite fishingには陸から行うものと船から行うものの2通りの釣り方があります。
まずは陸からの釣りを紹介します。


この釣り方は、もっと遠くまで仕掛けを飛ばしたい!という願望を叶える方法です。
凧と風を使って、通常のキャストでは到達しない位置まで仕掛けを楽に運ぶことができます。(キャストの10倍の距離という表現もネットで目にしました。)

この釣りに必要な道具は、凧、大きなリール、強いライン(タコ糸?)、大きなウキ(ペットボトル等)、仕掛けです。(竿は必要というわけではありません)
凧、リール、ラインはカイトフィッシング専用品も販売されているようです。

では、陸からのカイトフィッシングを簡単に説明します。
(凧側から見て)凧を揚げるためのタコ糸を50mつけ、そこからリールのラインと仕掛け(立縄か延縄仕掛け)に結べば、準備は完了です。
上の動画にはカイトフィッシング仕掛けの図が出てきますので、それを見ればどんな仕組みなのか理解しやすいですね。

釣りをするには、まず凧揚げから始めます。・・・というよりもこの釣りは終始凧揚げのようなものですね。
途中に釣り用の仕掛けがついている以外は、普通の凧揚げと同じです。
凧を揚げて沖までラインを出した後は、しばらく待ちます。このあたりは普通の釣りと同じです。
しかし、魚のアタリがわからない上に仕掛けの再投入にも時間がかかる釣り方なので、1回の釣行で仕掛けを投入するのも1回だけという人も多いようです。(回収時に仕掛けが絡んでしまうことも原因?)

凧で仕掛けを運ぶのですから、当然風が沖向きに吹いていないと釣りができません。(天気予報・風予報等で確認が必要)
しかし、船に乗らないと狙えないような沖合を陸から狙えるというメリットは大きいのでは?(費用も安いです。釣り具一式で15000円程度から)

続いて、船からのKite fishingを紹介しましょう。
船からのKite fishingは主にライブベイトによる大物釣りとして行われます。


この釣りでは、動画のように凧用のタックルとライブベイト用のタックルが必要になります。(凧用はタックルじゃなくても良いのかもしれない…)

凧用タックルのライン(タコ糸)にはリリースクリップという物をつけ、このクリップに仕掛けのラインを引っかけてライブベイトを投入します。
魚が餌に食いつきラインが引っ張られると、リリースクリップからライン(餌の方)が解放されるので、あとは通常の釣りと同様に魚を釣りあげることができます。

さて、風が弱いと凧を揚げられない、というのは船釣りでも同じです。
しかし、陸からのカイトフィッシングと違って、船の釣りでは風が弱くても凧を揚げる方法があります。
ヘリウムガスを充填した風船を凧に取り付けることで揚力を増やすのです。
この方法を使えば、カイトフィッシングの最大の弱点を克服できます。

船釣りでは、キャストで届かない程遠くまで仕掛けを運ぶために凧を使うわけではありません。
ライブベイトを水面直下に留め、ラインの存在感を消すために凧が必要なのです。
この「ラインの存在を消す」ことこそが、カイトフィッシング(船)の最大のメリットです。魚からはラインが見えないので警戒されにくいのです。(太いラインでもOK!)

陸からは仕掛けを遠くまで運ぶため、船からはラインの存在を消すため。
このように、陸からのカイトフィッシングと船からのカイトフィッシングでは、凧を使う理由が異なっているのです。
同じ凧を使った釣りでも考え方が違う、というのが面白いですね。

・Kontiki fishing(コンティキフィッシング)

コンティキフィッシングはニュージーランドで人気がある釣り(漁?)です。
「コンティキ」とは、これが語源のようです。

イカダのようなもの(ミニチュアコンティキ?)を利用して、仕掛けを沖合まで運ぶ釣りをコンティキフィッシングと呼ぶようですが、現在では道具が格段に進歩しています。


動画を見たらわかるかもしれませんが、コンティキフィッシングはカイトフィッシング(陸)の進化形とも言えます。

風を利用するカイトフィッシングとは違い、コンティキフィッシングではモーターを積んだコンティキ(フィッシング専用品)を使うので、風がない日でも釣りをすることができます。
この釣りはカイトフィッシングの最大の弱点を克服しているのです。

仕掛け自体はカイトフィッシングと大差ありませんが、この釣りでは手動のリール(糸巻き?)は役に立ちません。絶対に電動ウィンチが必要になります。
何故かというと、コンティキの最大航行距離は2000mを超えるからです。
普通のリールで2kmのラインを回収するのを想像してみてください。・・・うんざりしません?

さて、この釣りに使われるコンティキなんですが、いわゆる「リモコン(RC)ボート」とは違うもののようです。
コンティキはリモコンボート等とは違い、操作用のコントローラーがあるわけではなく、基本的には「何分間駆動(航行)させるか」だけが設定できるように作られています。(この機能だけでも充分)
ただ、新しいモデルのものはGPS誘導システムが搭載されていて、ポイントまで確実に仕掛けを運ぶことができるようです。

しかし、風が無くても使え、より遠くまで狙うことができるようになった反面、コンティキフィッシングはコストが高いというデメリットがあります。
GPS機能無しのコンティキ・電動ウィンチ・仕掛け巻きがセットになったもので約4000ニュージーランドドル(1NZドル=80円とすると、約32万円)もします。
コンティキ単体でも約2000NZドル(16万円)以上です。かなり高価ですよね?

初期費用が高いだけならまだ手が出せるかもしれませんが、コンティキフィッシングを続けるには追加の費用が必要になる可能性があるのです。
コンティキ自体をロストする、という悲劇的なケースが少なくないそうです。
ロストの主な原因は、サメです。

仕掛けにかかった魚にサメが食いつき、釣り針を外そうと暴れるサメの歯等でメインライン(ウィンチとコンティキを繋いだライン)が切られてしまうのです。
コンティキは1機約16万円です。簡単に買い直せるものではありません。

そこで、ロストを避けるために様々な対策が取られています。
・メインラインをワイヤーにする
・メインラインと仕掛けが離れた位置になるようセットする
・1つのコンティキにメインラインを2本つける(ウィンチも2台)
等の工夫がされているようです。たとえ手間がかかっても、高価なコンティキを失うよりはマシですからね。

さて、今回紹介したカイトフィッシングとコンティキフィッシングですが、船からのカイトフィッシング以外は日本では行えません。(漁業者除く)
都道府県漁業調整規則によって、遊漁者による手釣り・竿釣り・ひき縄釣り(トローリング)以外の釣りは禁止されています。

おそらくカイトフィッシング(陸)とコンティキフィッシングは「延縄釣り」に分類されるので、残念ながら禁止・罰則の対象になるでしょう。
コンティキフィッシングはともかく、カイトフィッシングはちょっとやってみたかったな~・・・。

おまけ

・Remote control fishing


はっきり言って実用性はありません。完全にお遊びの釣りです。
ドローンを使ったものもRCフィッシングです。
はたして、ラジコン好きが始めたのか、釣り好きが始めたのか・・・?

つづき

世界の色々な「フィッシング」の紹介するシリーズ第5弾。
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