2019年新モデル 注目のタコ釣りリール

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釣り具関係

今年もフィッシングショーに合わせて各メーカーが新製品を発表していますね。
たぶん皆さんもそうだと思いますが、私はこの時期になると各社のHPで新製品をチェックしています。

まあ、私の場合はリールを中心にチェックして興味のある竿をちょっと見るだけなんですけどね。
……買うかどうかは別として。

そこで、今回は各社の新製品の中で「オカッパリのタコ釣り」に使えそう・期待できるベイトリールをピックアップしてみたいと思います。

※ここでの「オカッパリのタコ釣り」はタコエギ等をキャスティングする釣りです

…え? 「ロッドは紹介しないのか?」って?

実を言うと……私はロッドを見る目には自信がありません。
なので、ロッドの紹介はできませ…しません!

ということで……リールだけの紹介になりますけど勘弁してね。

各メーカーの新モデルチェック

今回チェックしたメーカー(ブランド)は、シマノ・ダイワ・アブガルシア・テイルウォーク・アルファタックルの5つ。

タコ釣りに使るかどうかについてチェックした項目は、「ラインキャパシティ・ブレーキの有無・ギア比・ドラグ力・ハンドル長・ラインガイドの形状・レベルワインダーの駆動方式(シンクロかどうか)・値段」の8つです。

この8つの要素をどれだけ多く備えているのか? という点で期待できる製品を選びました。

それではいきましょうか。
まずは各社の新モデルを羅列してみたいと思います。(キャスティング非対応モデルは除く)


シマノ

カルカッタ コンクエスト DC
アンタレス (淡水専用)
スコーピオン MGL
SLX MGL

ダイワ

スティーズ CT SV TW
モアザン PE TW
ミリオネア CT SV
アルファス CT SV
ブラスト BJ TW
タトゥーラ TW
バス X
フネ X

アブガルシア

REVO BLACK10
REVO ROCKET
REVO BEAST

テイルウォーク

FULLRANGE PG
OCTOPUS LIGHT
BASAL

アルファタックル

該当なし


以上、計18モデル。
ダイワは発表数が多いですね。シマノは意外と少ない印象。

今年のピックアップはこれ!

結論を先に書きます。

今年のニューモデルから私が選ぶなら……

アブガルシア「REVO BEAST(レボ ビースト)」

……だけです。
1モデルのみ。

はっきり言って、これ以外のものはタコ釣りには向いていません。
そもそも、ラインキャパシティが少ないモデルが多すぎる…!

太糸がたっぷり巻けないとキャスティングのタコ釣りは成立しません。(私の場合)
もうちょっとラインキャパシティのあるモデルを作ってくれてもいいような……。

まあブラックバス用として作られた(?)モデルが多いので仕方ないと言えば仕方ないかぁ……。

しかし、1つだけどうも納得のいかないモデルがあるんですよね。

それはテイルウォークの「OCTOPUS LIGHT」。

…そう、今年の新製品の中で唯一「タコ用」を謳ったモデルです。
名前を見る限り「ライトにタコ釣りを楽しむ」ためのリールなんでしょう。船のライトタコ釣り用モデルってところでしょうか?

ところが、私のイメージするタコ釣り用リールと比べると、このリールは意外とラインキャパシティが少ないんです。
まあ、船釣り用モデルみたいなのでそこまで太いラインは使わないということでそこはOKとしましょう。

太いラインを使わないなら6.5㎏のドラグ力という設定も納得できます。
5.4:1に設定されたギア比も良い。

……ここまではいいんですよ。納得できるんです。

でもね?

「ドラグサウンド・システム」って必要かい?

タコだよ…?

「うわぁ、このタコ引くな~。ドラグがジリジリ鳴ってるよ~!」

「タコが強く引いてドラグが鳴った時はリールを巻くのを止めるんだよ。」

って、なる?

…なりませんよね。

「ドラグなんて常にフルロック」

「タコが針掛かりしたら一定のスピードでリールを巻いて、スムーズに取り込む」

これは陸でも船でも変わらないはずです。

ドラグ使う場面……なくない?

なんでこのモデルにこんな機能つけるんだろ?
必要ない機能がついてるのは道具としてどうなん?

……と、ちょっと不満をぶちまけてしまったんですが、これはテイルウォークに対する期待の裏返しなんで気にしないでください。
お気に入りの「ワイドパワープラス」を作った会社だけに「必要な機能をきっちりと」というリールを作ってもらいたい、という気持ちの表れなんです。


さて、後回しになってしまいましたが、アブガルシア「REVO BEAST」のどこがタコ釣りに向いているのか?ということについて説明したいと思います。(こっちの方が重要だった…)

REVO BEASTの良いところ

①充分なラインキャパシティ

これはもう何度も書いているので余計な説明は不要でしょう。
このリールはPEの5号を120m、8号を70mと太いラインも充分な量を巻くことができます。(ワイドパワープラスと同程度です)

②溢れ出るドラグパワー

このリールのドラグは、なんとMax14㎏という強力さを誇ります。
はっきり言ってタコ釣りでもここまでのドラグ力というのは必要ありませんが、これだけの強さがあれば長期間の使用によってドラグがへたったりドラグパッドにオイルや水が廻りこんでしまった時などにも実用充分なドラグパワーを確保してくれると思います。

③インフィニブレーキシステム

遠心派もマグネット派もニッコリ。とても優れたブレーキシステムだと思います。
特に遠心ブレーキにわざわざバネを仕組んでいるのが憎いですね。ここだけでもよくある遠心ブレーキとは一味違います。

④選べるギア比

タコ釣りで使いやすいローギアモデルもラインナップされているのはポイント高いですねぇ。
ま、私の場合はタコ釣り以外にも使うことが多いのでハイギアモデルを選ぶと思いますけど…。

⑤ラインガイドの形状

このリールはシンクロナイズドレベルワインド(スプールが回るとレブルワインダーも動く)ではないので、PEラインで重いものをキャストするならラインガイドの形状を気にしなくてはなりません。

説明のためにHPの画像を使用します。


出典:ピュア・フィッシング・ジャパン「REVO BEAST(レボ・ビースト)」https://www.purefishing.jp/product/brand/abugarcia/a_reel/bc/revo/revo_beast.html(参照2019-1-22)

※矢印は当ブログで入れたものです

ちょっとわかり難いかもしれませんが、矢印のパーツがラインガイドです。

このリールはここの形状が良いんです。

何が良いのかと言うと、「ラインの通るリング周辺部分に細い所が無い」というところです。
これは個人的にポイント高いです!

↑の画像のようにラインガイドに細い部分があるリールだと、最悪の場合キャスト時の「ライン暴れ」によってこの細い部分が切断される形で破損してしまいます。

このような形状のラインガイドをもつリールだと、私は破損が気になって釣りに集中できません。

しかし、「レボ・ビースト」にはその心配がない。
少し前にアブガルシアから出たちょっと大きめのリール「ロキサーニ パワーシューター」の弱点が克服されている、というのも真面目にリールを作っている感じがして好印象を受けます。

ラインガイドの形状というのは見落とされやすい要素ですが、PEラインを使用する場合には結構重要ですので覚えておいても損はないですよ。

正直なところ、タコ釣りでの使用ならそこまで気にする必要はないかもしれませんが、メタルジグや天秤を使った「遠投系」の釣りもしたいのなら必ずチェックしておくべきポイントです。

それと…実物を見たわけではないので確かなことは言えないのですが、このリールはラインガイドとスプールの距離も長めに設定されているように見えますね。
だとすれば遠投に向いたリールであるとも言えるのでタコ釣り以外でも活躍してくれる場面は多そうです。


まあ、現状の評価はこんなところですかね。
これだけの要素が揃ったリールは中々ないですよ。

ちなみに私がタコ釣りリールとして重視する8つの要素の内「ハンドル長・レベルワインダーの駆動方式(シンクロかどうか)・値段」という3つについては「REVO BEASTの良いところ」に入れませんでしたが、別に不満があるわけではありません。

ハンドル長もこれで問題はない(ハイギアモデルはもうちょっと長くてもよいかも)と思いますし、レベルワンダーはシンクロではないけれどラインガイドの形状が良いからOK。
そして、値段もハンドルがもう一つ付いてくることを考えれば寧ろ安いくらい…?

と、悪く思っているわけではありません。
ただ、褒めすぎるのもあれなんで外しておきました。

おわりに

今回は私の独断と偏見に満ちた基準で「タコ釣りリール候補」を2019年新モデルから選んでみたわけなんですが…如何でしたでしょうか?

結果的には1モデルしか選出しませんでしたが、それだけ今年発表されたベイトリールは小型のものが多かったのです。
個人的には中型~大型のベイトリールが各社で充実してくれることを期待しているんですけどね。

いやぁ~しかし、レボ・ビースト……結構良いリールですねぇ。
あと気になるのは耐久性くらいだけど……これは買って確かめるしかないからなぁ…。

……迷うな~。

…よし、販売されたら店頭で細かくチェックしてみようっと。

おわり

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