DAM 「クイック スーパー520RD」の分解

今回は DAMのリアドラグスピニングリール「クイックスーパー520RD」の紹介です。

え~、このリールはインターネット上にも情報が乏しく、いつ頃発売されたものなのかもよくわかりません。
DAM(ドイツ)のHPを見てもこのリールの情報はありません。ちょっと古いモデルなので当然ですけど……

本家のHPを見てわかったことといえば、どうやら「クイック(Quick)」というのはDAMのブランドの一つらしいということ。

つまり、このリールはDAMというメーカーのクイックブランドの「スーパー520RD」というモデルだったというわけです。
520はリールサイズ、RDはリアドラグの略ですので、このリールの単純な呼び名は「スーパー」ですね。

スーパー……う~ん、スーパーという名前は…どうなんでしょうか?

私の感覚からすると、

「最新のテクノロジーを搭載したニューリール、『スーパー』デビュー!」

などと宣伝されたとしても欲しくなるような名前ではないのですけど……むしろダサいような………
一体どこがスーパーなのか不明だし……?

こんなことを書くと「じゃあ、買うなよ!」という声が聞こえてきそうですが、

  • ドイツ製のリールとはどんなものなのか?
  • リアドラグのスピニングリールの構造と使い心地はどんなものなのか?

という2点が気になったので、中古屋で偶々見つけたこのリールを購入しました。
決して名前に惹かれて購入したわけではないですよ。

…それにしても、ドイツ人的にはこの名前でOKなんでしょうか? ちょっと気になりますよねぇ。

さて、そんなネーミングセンスに?マークがつくリール「スーパー」を分解してみたので、その様子を紹介してみたいと思います。

まずは、軽くスペック紹介からいきましょう

自重285g
ギア比5.0:1
糸巻き量6lb. / 100m
ボールベアリング4+1
最大ドラグ力不明

まあ、特にこれといった特徴は……ありませんね。
ただ、リアドラグタイプなのでちょっと重いかな? といった印象を受けます。

最大ドラグ力の正しい数値はわかりませんが、一般的なフロントドラグのスピニングリールよりも弱いのは明らかです。
これはドラグユニット自体がフロントドラグタイプのものよりも小さいので当然ですけどね…。

実際に使った感覚だと、最大ドラグ力は2kgちょっとといったところでしょうか。
管理釣り場や海の小物釣りでの使用なら特に問題はありません。

それでは分解していきます。

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分解

スプールを外す

スプールは上部のボタンを押すだけで外れます。
ワンタッチでスプールを外すことができるのでスプール交換も楽。(このリールには替えスプールが1つ付いています)

スプールの蓋を外す

ネジのように反時計回りに回せば外れます。
外す必要は全くありませんけどね……。

ハンドルを外す

ハンドルは供回り式。

ハンドルノブのキャップを外す


あ~……やっぱりノブはカシメてありますね。
まあ、このリールのハンドルノブを交換しようと思う人もいないと思うけどね…。

ローター部分を見てみる

なんか1切れのバームクーヘンみたいな形のパーツがネジ止めされています。


外してみるとオモリでした。鉛のようですね。
どうやらローター回転時のブレを抑えるためのカウンターウェイトだったみたいです。う~ん、ちょっと稚拙な印象…。

ついでにローターのナットを外す

当然ながらスプール固定用のピンが邪魔してしまいます。
ローターを外すには、先にボディの分解をする必要があります。

ドラグユニットを外す

ボディの分解するには、まずはドラグユニットを外す必要があります。
ユニットはボディ下部の2本のネジを外せば取れます。

カバーを外す

ボディの一部を覆っているカバーを下方向にずらして外します。
このカバーはプラスチックでできているので割れないように注意が必要。

ちなみに、ボディ下部からちょこっと出ている湾曲したパーツは、ドラグを動かしたときに「カチカチッ」と音を出すためのパーツです。

ボディを開ける

見たところ日本のリールと大きな違いは無いですね。


ローターに隠された位置のネジは見落としやすいので注意。

ハンドル軸のボールベアリングなどを外す

変な形の金属パーツが先程も紹介したドラグ音を出すためのものです。

ドライブギアを外す

オシレーター(摺動子)を外す

オシレーターは金属パーツでメインシャフトに留めてあるだけです。
マイナスドライバーなどで外すことができます。

オシレーターが外れるとメインシャフトやローターも一緒に外すことができます。

オシレートギア・逆転レバーを外す

緑○のパーツをマイナスドライバー等で引き抜けば逆転レバーが外れます。


写真では外し忘れてますが、ハンドル軸のボールベアリングも外しておきましょう。

ボディ上部のネジを外し、ピニオンギアを取り出す


ここのネジはなめないように注意が必要。

IARを外す

緑〇のバネを丁寧に外します。なくさないように注意。


IAR(インフィニットアンチリバース)はこれ以上分解しない方が吉です。
(これどこのベアリングだっけな……?)

以上でボディ部分の分解は終了なので、次はローター部分の分解をしていきます。

ラインローラーを分解

各パーツは写真の通りの順番で付けられていました。

ベールを外す

ネジで留めてあるだけなので簡単に外れ……ん?緑〇の部分が変ですね。


グリスを拭き取ってみると……パーツが折れてますねぇ…。
この折れたパーツはベールの可動範囲を制限するストッパー部分なんですが、力がかかる部分だけにもうちょっと頑丈にしておいてもらいたかった……。

ま、特に問題が出るわけではない(し、あまり使わない)ので修理する必要もないでしょう。

反対側のアームカムを分解



こっち側は大丈夫そうですね…。

さて、これで粗方の分解は終了です。残っているのはあと一カ所だけです。
…勘の良い方は気付いたかもしれませんが、まだドラグユニットの分解をしていないのです。

ではドラグユニットを分解していきます。

……といきたいところなんですが、これがどうやって分解すればよいのかさっぱりわかりません。

ネジも無いし、ひねっても引っ張ってもびくともしません。
壊すのも嫌なので無理はせず、今回はここの分解は諦めます。

……ということで

どこが「スーパー」なのかわからないまま、分解終了です!

……締まらないなぁ。

しかし、このリールの分解記事なんて誰かの役に立つんだろうか…?

おわり

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