今回はアブガルシアのベイトリール「ソルティーステージ レボLJ-3」を分解していきます。
このリールは2009年(だっけ?)に発売されたライトジギング用のモデルで、その元となったのはルアーキャスティング用の初代「レボビッグシューター」です。
2つのリールの違いはラインキャパシティ・クラッチリターン方式・ハンドル形状・色くらいだと思うので実質的には「青いビッグシューター」と言ってもいいのではないでしょうか。
私のLJ-3はボートのエサ釣りを始める時にプレゼントとして貰ったものなので専らエサ釣り用機となっていますが、遠心ブレーキも搭載されている「何でもリール」なので、様々な釣りに使える頼れるやつです。
アブガルシアはこういうリールを結構作ってくれるので良いよね。
スペック
まずは簡単にスペックを紹介します
重量 | 295g |
ギア比 | 7.1:1 |
最大巻上長 | 87㎝ |
最大ドラグ力 | 6.5㎏ |
糸巻量 | PE3号 – 200m |
ハンドル長 | 60㎜・70㎜ |
ベアリング数 | 6/1 |
価格 | 28000円 |
特性
Fモード遠心力ブレーキシステム、0時位置クラッチ復帰システム、シンクロナイズドレベルワインド、高強度ブラスドライブギヤ、K-アロイ製フレーム&クランクサイドプレート
分解
それじゃあ分解していきましょう。
ハンドルを外す
ハンドルノブを外す
コインなどでキャップを外し、中のネジをドライバーで外せばOK。
ここにはボールベアリングは使われていないのでメンテをサボれるぞ。
スタードラグなどを外す
ウェーブワッシャーなどは向きがあるので組み立て時に注意。
スプールを外す
パーミングカップからスプールカバーを外す
コグホイールを外す
ここにはベアリングは使われていませんが、金属スリーブのおかげか回転は充分滑らかです。
パーミングカップはもう少し分解できるところがあるけど面倒なのでパス。
次はスプールです。
スプールピニオン&ベアリングを外す
Eリングを外せばOK。
専用の道具を使えばもう片方のベアリングを取り外すことができます。(今回はパス)
ブレーキユニットを開ける
3カ所のネジを外せば遠心ブレーキユニットの蓋が外れます。
バネ外しチューンなどはお好みでどうぞ。
次はボディです。
メカニカルブレーキノブを外す
回すだけ。
中にある変な形の金属板(写真ではノブの中。見にくくてごめんよ)には向きがあるので取付時に注意。
ボディーを開ける
ネジを4カ所外すだけ。
うち一つはメンテナンスホールの蓋を固定しているものです。
メカニカルブレーキ部のベアリングを外す
ピンセットなどで抜け止めを外せばOK。
ドライブギア一式を外す
写真の左側にあるものが上になるように並べました。
(左上にあるのが一番上、右下にあるのが一番下)
ちなみに画像右下のパーツ(一本歯のラチェット?)を見てわかる通り、このリールはクラッチを戻すポイントが1ヵ所しかありません。
つまり、クラッチを切ってから最大でハンドルを1回転させないとクラッチを戻せないわけです。
リール出荷時にはハンドルが0時の位置でクラッチが戻ることになっているので、仮に6時の位置でクラッチを戻したい場合にはハンドルを180°向きを変えて取り付けましょう。
ピニオン一式を外す
クラッチプレートを外す
ギアシャフトを外す
ギアシャフトのベアリングなどを外す
ここもEリング。
フロントカバーを外す
ネジ2つ。
ウォームシャフトなどを外す
ここもEリングを一つ外すとポロっと取れる。
(ウォームシャフト部を分解するのを忘れた)
ラインガイド・レベルワインドガードを外す
チューブの中にはベアリングが入っています。
レベルワインド部は両方ともベアリングですが、ライトジギング用としてはプラスチックブッシングの方がメンテが楽で良かったかもね。
クラッチカムを外す
トーションバネの足を先に抜けば楽に外せる。
サムバーを外す
裏のネジを外せばOK。
細かいところがまだ少し残っているけど、これで大まかなオーバーホールは終了です。
あとはパーツを綺麗にしてグリスアップして組み立てればバッチリよ。
よし、これで今年もエイとかサメが爆釣しても大丈夫だな!
おわり
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