リールのハンドル修理計画 ①

今回はFLUEGER Supreme(フルーガー シュープリーム) XT 2000Sというスピニングリールについて。

スペックは以下の通り。

重量195g
ギア比6.2:1
最大巻取長80cm
ボールベアリング9/1
ラインキャパシティ1号(4lb.)/100m
最大ドラグ力2㎏

ボディ・ローターはマグネシウムで作られています。

このリールは軽量で巻取速度も速いのが気に入って、以前は渓流トラウトやブラックバス釣りに使っていました。しかし、このリールは現在使っていません。

なぜなら……

ハンドルが折れてしまったから!

何年か前に渓流で釣りをしている時に滑ってコケてしまいまして……根元がポッキリ。
転んだ後、怪我はなかったので「あ~、ケガしないでよかった」と思ったんですが、ふとリールを見てみるとなんとハンドルがついていなかったのです。

どうやら転んだ拍子にハンドルを石にぶつけてしまったみたい。まあ、「ハンドルだけで済んだ」という見方もできます。ボディやギアには影響はなかったようなので。

しかし、残念ながらすでにこのリールのパーツは供給されていないので新品のハンドルに替えることができません。
また、このねじ込み式ハンドルで使われているネジの径は、他のメーカーのものとは違うので他社のハンドルを流用することもできません。

金属加工ができるのなら新しくパーツを作ることもできるのでしょうが、生憎そういった道具やスキルもありませんし、知り合いにそういったスキルを持った人もいません。

同じリールを中古でもう一つ買うという手もあるのですが、ハンドルだけのためにリールを買うのは気が引けます。純粋にこのリールが欲しいという方もいるかもしれませんしね。
……と綺麗事を書きましたが、実際は「使用頻度の低いリールにお金を掛けたくないなぁ」というのが本音。そこでなんとか費用を掛けずに直す方法を考えます。

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「ハンドル修理計画」始動!

とりあえず、まずは折れてしまったパーツを見てみましょうか。

このネジになっているシャフト、素材は何だろう?アルミだと思うけど、ステンレスの可能性もある…のか?

一応折れてしまったネジから比重を出してみますか。


径:約5mm(かなりテキトー)、長さ:14mm、重量:約0.7g
ここから比重を計算してみます。

このネジ部分の大まかな体積は2.5²×3.14×14=274.75mm³
比重は0.7÷274.75=2548g/mm³ つまり約2.55g/cm³です。

金属の比重を調べてみると、ステンレスは7.7~7.9g/cm³、アルミは2.7g/cm³ということだったので、誤差はありますがやはりハンドルに使われていたのはアルミだったようです。

ステンレスは素人では加工が難しいらしいのですが、アルミなら手持ちの道具で何とかなりそうです。

考えられる修理方法としては

①折れてしまったネジを接合する
②アルミネジを加工して破損したパーツを自作する

の2通り。

①の具体的な方法としては、破断面の両方に2つずつ穴をあけ、そこにピンを差し込んで接ぐ、というもの。接ぐ時に金属用の接着剤で固定しようと考えていますが、使用に耐える強度が出るかどうかはわかりません。

②は、ネジ部分の素材がアルミだったので生まれた選択肢。アルミなら特別な道具が無くても加工のできるので、アルミネジを買ってきて加工すれば新しいパーツを作ることができるかもしれません。
そして、この方法をとるならハンドルのリベット(↓)を外すことになります。

「外す」と言っても取り外すのではなくリベットを破壊することになるので、②の方法を試す前に①をやった方が良さそうです。①で失敗したら②の方法を試し、それでもだめなら中古品を買うか諦めるか…といったところ。

しかし、②の場合に外すことになるリベットの径は実際に外してみないとわからず、既製品でサイズの合うものがあるのか?というのがちょっと不安です。確かなことは言えませんが、一般的に売られているものよりも一回り径が小さい可能性がありそうです……。

さて、②の方法を試すにはネジ部分の寸法を測らないといけません。
ハンドル部分をノギスで測ってみるとネジの径は5.8mm。

ネジの径はネジ穴よりも少し小さく作ってあるようなのでM6(6.0mm)のネジかボルトを買ってくれば良さそうです。

ネジのピッチ(ネジ山の幅)を測るためのピッチゲージという道具を持っていないので正しい数値はわかりませんが、たぶん既製品によくある1mmっぽい。

ネジの長さは4~5cmならOKでしょう。

あ、ちなみにこれは左ハンドルにした時に使うネジのサイズ。右ハンドルにする場合は……ん?
そうだった!これ、左ハンドルの方のネジは「左ネジ(逆ネジ)」だった……。ネジの寸法自体は変わりませんが、左ネジになっているものを購入しないとつけることができません。危ない危ない…買う前で良かった。

……が、調べてみると「アルミの左ネジ」って一般的には販売されてないみたい……。ステンレスのものはあるんだけど…加工する自信はない!

う~ん、どうしよう……。①の方法で成功すれば何の問題もないけどなぁ……
①で上手くいかなかったら、中古か諦めるか…。それとも、右ハンドル仕様のパーツを自作するか………悩むなぁ。

↓の記事に続く

リールハンドル修理計画シリーズ 第2弾。折れたパーツをピンと接着剤でくっつけることはできるのかっ!?
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