6月25日の釣り 船釣り

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釣行

小潮

満潮  8:40  22:30
干潮  3:20  15:30

釣り場:東京湾

釣果:サワラなど


今回も東京湾のレンタルボートフィッシングを楽しむことにした。
私の中で「ボートでルアーフィッシングをしたい欲」が爆発中なのだ。

流石に前回の様にブリが釣れるとは思っていないけど、きっとまた楽しいルアーフィッシング釣行になるはずだ。

……が、やっぱりルアーだけでは不安なので今回も一つテンヤを用意した。

自分の腕前を過信しない、これができるサンデーアングラーの心得なのだ。


舟屋には5時頃に到着した。
準備を整え出船時間を待つ。

天候は曇り・晴れ。
水色は濁っていて水面にはゴミも浮いている。前回来た時と状況はあまり変わっていないようだ。

6時、出船

とりあえず魚探の反応を見ながらボートを沖に走らせる。
地形変化のあるポイントを通りながら、水深ごとのベイト反応を見ておこうという魂胆だ。

水深10m超のエリアに差し掛かるとボートの目前で急にナブラが立った。

波紋を見る限り大型の魚ではないと思うが、とりあえずルアーを投げてみる。

数投目に針掛かりしたのはコノシロ。
どうやらナブラの正体はコノシロらしい。よく見るととても小さい魚をコノシロが追いかけていた。

気を取り直して再び沖を目指す。

ボートを走らせているとあちこちでイワシの群れが水面を騒がせていた。
しかし、どれもフィッシュイーターに追われている様子はないので一先ずは無視することにした。

水深30mあたり。
ボトム付近に良さそうな魚探反応のあるポイントを見つけたので少しドテラで狙ってみる。

一つテンヤ、メタルジグ、タイラバなどを試してみたが全くアタリはない。
どうも潮がゆるい(動いていない?)ようで魚は全く口を使わないみたいだ。

30~40mのエリアで何ヵ所かドテラ流しで探ったもののエサ取りにエビの頭が喰われるくらいで特にアタリはなかった。

時刻は8時過ぎ。

殆どノーバイトの状態で2時間が経過していた。

ここで一度浅場の様子を見に行ってみるか、それとも潮変わりくらいまで深場で粘ってみるかと船長と相談する。

「潮が動いていないんじゃ浅場はダメだろう」と船長。

確かにそうかも。
ってことでより深場のポイントへボートを移動させた。

水深45m以深のエリア。

若干潮目ができているここでしばらくボートを流してみることにした。

8:50
底まで沈めたブレードジグの巻き初めでヒット!

変な引き方だな、と思ったらタチウオ。
やったね。

9時過ぎ
またもや底まで沈めたジグにヒット!……したものの釣れたのはデカいエソだった。

ここにきて潮が動き出したのか魚の活性が上がってきた気がする。

9時半過ぎ
300m程沖でナブラが立った!

急いでボートを走らせる。

近寄ってみるとナブラの正体はサワラの様で所々でジャンプしている。

そして、サワラに体当たりでもされているのか時折イワシが宙を舞っている。
破裂音とともに10~20匹のイワシが水面から弾き飛ばされている様はさながらイワシの花火だ。

サワラは泳ぐスピードが速いのでルアーはナブラの位置ではなく、進行方向を妄想しつつ四方八方にキャストする。

何度目かの破裂音とほぼ同時に待望のヒット!
……しかし、針掛かり後しばらくしてバレてしまった。

釣りを続けていくうちにナブラ撃ち以外にもヒットパターンを掴むことができた。(というか船長が掴んだので私は真似した)

しかし、確かにアタリは得られるもののバラシが頻発する。全バラシだ。

サワラ釣りって難しいんだな。

10時半頃

この日のヒットパターンで何度目かのヒット!
しかし、タモ入れ直前まで寄せてきたところで痛恨のバラシ。

くそ、あと少しだったのに…。

11:00
ヒット!今度こそ…!

水面まで寄せる

ダッシュして潜る

水面まで寄せる

ダッシュして潜る

のループを何度もしのぎ……

やった!
人生初サワラ。

ここまで二人で7、8尾はバラしたけれどようやく釣り上げることができた。

人が見つけたヒットパターンで釣果だけをかすめ取る、正に私の黄金パターンの様な釣り方だった。

さて、これからバンバン釣るぞ~…といきたいところだったが、このサワラを最後に辺りは静まりかえってしまった。

どうやらイワシやサワラの群れが移動してしまった様だ。
サワラとのファイトで逃げてしまったんだろうか?

そこからはサワラを探して深場のエリアを右往左往する展開となった。

サワラのジャンプやナブラを見つけては移動してルアーを投げ、反応が無くなればまた次のサワラを見つけるという具合だ。

この釣り方をしていてもアタリは何度かあったが、それもことごとくバラした。
今日は東京湾で釣りをしている皆の分も代わりにバラしたんじゃないかと思うほどバラした。

そんなこんなで気付けば時刻は13時過ぎ。

サワラの活性は下がったのかどこを見てもナブラやジャンプをする姿は見えなくなった。
私も船長もこの暑い中での早巻きの繰り返しで疲れ切ってしまった。

「疲れたしそろそろ帰ろうか?」と私は聞いた。
「…もうちょいやる」と船長。

しかし、もう早巻きはできない様でジグをタイラバの様に落としては巻きあげている。
流石にもうサワラ狙いは厳しいようだ。

私も疲れたので放置して黒ずんだエビをつけたテンヤを落とすことにした。
ブラックタイガーだと思えば(それにしても黒すぎるが)問題はないだろう。

13:30
もはやサワラを諦めかけていた船長に……

きた!

このサワラ、ボトム付近で掛かってから一度もダッシュをしなかったので「姿を見せるまではエソかもしれないと思っていたから驚いた」らしい。

でもさ、驚いたのはこっちもだよ。
気軽にタモ入れするつもりが、上がってきたのは私が釣ったのよりもでかいサワラなんだから。

エソだと思って水面をのぞき込んでいたら、ぬぅ~っと浮いてきたサワラと目が合った時の気持ちがわかるかい?

10分後
ヒット!
サワラを見て俄然元気になった私の方に今度はきた!

これもさっきと同じような引き方だ……サワラか?きっとサワラなんだろう?

はい、E・S・O!
エソでした。

落ちもついたことだし、ここらで釣りを終えることにしよう。

いやぁ、今日も楽しい一日だった!


さて、今日の釣りを振り返ってみるとけっこう際どい展開だったように思う。

8時を過ぎたあたりで浅場か深場かと判断に迷った時間があったが、そこで浅場に行っていたらもしかしたらサワラの存在に気づかずに全然釣れない一日になっていたかもしれない。

そういった意味では紙一重の釣果だったとも言える。

深場に残るという判断をしたのは船長の意見によるところが大きかったが、これはナイス判断だった。
船長の船長力が向上している証だろう。

サワラのヒットパターンを掴んだのも船長だし、魚探からポイントを選ぶのも船長だった。
私は偶にサワラのジャンプとナブラを見つけるくらいで、あとは専ら「遊漁船のお客さんの役割」をきちんと全うしていたと思う。

そういった意味では私の方がサンデーアングラー感が出てて良い感じだったはずだ。私のお客さん力も中々馬鹿にはできない。

それにしても今年は釣れる魚が大きい。
前回はブリを今回はサワラを、と2回連続で大型魚を釣ることができた。

これは私にとってはもちろん出来過ぎた釣果だが、今の東京湾はこうなってもおかしくないような状況にあると思う。
去年・一昨年とちょくちょくボート釣りをしていたがこんなに大型魚がバンバン釣れている時期はなかったんじゃないかな?

大型魚を手軽に釣ってみたいと思う方は今がチャンス。
一度レンタルボートを借りてみてはいかがだろうか。

今日のまとめ

  • 何故か歯の鋭いやつらだけが釣れた一日
  • 今年の東京湾、やばすぎる
  • 船長は船長力に、私はお客さん力に磨きがかかる

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